箱根山噴火の被害と影響は?東京・横浜はどうなる?

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箱根山で火山性地震が頻発しています。もし箱根山が噴火した場合の被害や影響は?東京・横浜でも甚大な被害がでるのでしょうか。にわかに注目を集めている箱根山の実態をご紹介します。

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箱根山の噴火

箱根山は富士山と同じく火山の研究が進んでいる山です。

箱根山の過去の噴火は3000年前にさかのぼります。この時には、神山北西斜面で山体の多くを崩壊させる大きな水蒸気爆発が発生しました。その結果、大涌谷・仙石原・芦ノ湖が出来たと考えられています。

箱根山最大の噴火は約66000年前に起こりました。この時の噴火はすさまじく約60㌔離れた横浜にも火砕流が届いたと言われています。また火山灰も多く東京で約20センチ、横浜で約40センチ、平塚では1メートル、小田原では4メートルにも達する噴火を起こしています。

最後に噴火してからの箱根山は、マグマを伴う大規模な噴火を起こしていないため、火山内部の構造が変わったのでは?と考える向きもあります。その証拠に小さな水蒸気爆発しか起こしていません。

それで今回も小規模な水蒸気爆発だろうと考える人もいるようです。とはいえ、どこかでマグマが進路を変えて噴火に至ることも可能性としてあります。

過去に大きな噴火のあった山ですので、万が一を考えると不安になりますね。

箱根山噴火の被害と影響は?

もし箱根山が噴火したら被害と影響はどの程度にまで及ぶのでしょうか。

まず前提として、噴火がどれだけの規模で起こるかが重要です。

それで二つのパターンを考えてみましょう。3000年前のような水蒸気爆発と66000年前のようなマグマを伴う大噴火の場合です。

水蒸気爆発の場合

以下のような被害が予想されているようです。

  • 水蒸気爆発により、噴石や火山灰が舞う
  • 火口から半径700メートル内では噴石が降る
  • 直径にして数センチから数十センチほどの石が降ってくる
  • 半径2キロ内では火山灰が1センチから10センチほど降り積もる
  • 山体崩壊による川のせき止め→土石流
  • 半径3~4㌔に地下の熱水が吹き出して熱泥流が襲う

火山灰を除き、都心などへの影響は小さいもののカルデラ内などへの影響は大変大きく、人命にかかわるような危険な状況だと言えます。大災害となりかねません。

マグマを伴う大噴火の場合

万が一もしこれが大噴火となった場合、都心のみならず、中部や東北にも影響が出るかもしれません。

  • 溶岩流の発生や、時速60キロで襲ってくる乱流
  • 火砕流や火砕サージの発生

実際25万年前に起こった噴火は富士山の大きな噴火だった宝永噴火の数十倍と言われています。

もしそんな噴火が起こったら…。東京のみならず関東一円は未曽有の大災害を経験することになるかもしれません。

東京・横浜はどうなる?

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多くの人が暮らす東京・横浜にどんな影響があるのか多くの人が心配に感じるでしょう。

箱根山最大の噴火だった66000年前の規模の噴火では、火砕流が横浜を襲った事が分かっています。また火砕流は玉川流域まで達し、関東一円でも今も地層に20cmの火山灰堆積層を残しています。風向きによっては東北から中部まで広い範囲で火山灰による影響が考えられます。

もしこのような噴火が起こると、横浜どころか神奈川県全域、首都圏が壊滅的な被害になるでしょう。

それよりも小さな噴火が起こるとしても様々な影響がありそうだと指摘されています。

  • 火山灰による呼吸器障害
  • 下水道が詰まり、溢れ出す
  • 電気・水道などのライフラインが止まる
  • 飛行機や電車、地下鉄など交通機関の停止。信号機も停止。
  • 電子機器の障害・インターネット不通
  • 推定1200万人の帰宅困難者によるパニック
  • 農作物の値段の高騰・買占めによる騒動

もちろん噴火の規模によってこれより被害が増える事も、あるいは少なくなることも考えられます。

いずれにせよ箱根山が怖い火山であることは間違いがありません。家族で噴火したときの対策を話し合い防災の意識を高めておくことが必要かもしれません。

また火山の場合ある程度の兆候が見られ、気象庁による警戒情報が発表されます。速やかにそれに従い、適切な行動をとるように心がけましょう。

引用:自然科学の扉
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