実は危険!ヘリウムガスの後遺症と注意点まとめ

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アイドルグループ・3B juniorの12歳の女性メンバーが収録中にヘリウムを吸って倒れ意識不明になる事故が起こりました。

痛ましい事故で早期の回復が望まれますが、ヘリウムガスの危険性について私たちも知っておくべきでしょう。実は危険だったヘリウムガスの注意点や後遺症についてまとめてみます。

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大きく分けてヘリウムガスは2種類ある

一般的なヘリウムガスの用途は2つあり、それぞれで成分が異なります。

風船を膨らませるヘリウムガス

「バルーンタイム」などの名前で売られているヘリウムガス。風船を膨らませるために使われる。成分はヘリウム99.5%の純度の高いガス。

声を変えるヘリウムガス

ドンキホーテなどで売られているパーティーグッズで種類も多い。吸うとドナルドダッグのような声になることから人気も高い。成分はヘリウム80%、酸素20%となっている。

ヘリウム自体には毒素はなく、吸引しても害はありませんが、問題はガスを間違わない事と吸引の仕方です。

風船用ガスは決して吸ってはいけない

声を変えるガスとの違いは酸素が含まれているかどうか。風船用ガスには酸素が含まれていないため吸引すると酸欠状態になります。

これは肺の中の空気がヘリウムガスに置き換わってしまうために起こります。大変危険な状態で、溺れて肺の中に水が溜まっているのと同じ状況になります。そのため体は急に酸欠状態となりそのまま意識を失います。

実際に2007年に茨城県の高校生が風船のヘリウムガスを吸って意識不明となり窒息死する事故が起きています。また2013年にはイギリスでヘリウムガスによる事故で62人もの人が命を落としています。

また海外の一部の安楽死団体が安楽死の方法として、ヘリウムガスを用いることを推奨しています。ですので風船用のガスを吸う行為は大変危険であり、命を落とす可能性が非常に高い行為です。

実際に酸欠になった映像です。幸い男の子は命に別状はなかったようですが、良い子は絶対に真似しないようにしてください。

声を変えるヘリウムガスの注意点

今回の事故は、声を変える市販の安全なヘリウムガスを用いていたにもかかわらず、意識不明となってしまいました。今回は脳空気塞栓抜症と診断されていますが、これはダイバーに多い事故で、肺の組織が壊れて直接気体が血管に入ることで起こります。その空気が脳の血管を詰まらせるのです。

勢いよく吸い過ぎた?

当時の様子は分かりませんが、ヘリウムガスの管の説明には、「深呼吸をして肺の中の空気を出してから、思いっきりヘリウムガスを吸うこと」となっています。仮に勢いよくガスを吸い過ぎた場合、肺の組織を損傷することはありえます。特に12歳の体にはダメージが大きいかもしれません。

決して安全ではない

幾ら酸素が含まれているからと言っても、ヘリウムガスをどのくらいの速度で、どのくらいの量吸い込むと体に有害かは、人や体調によって異なります。とりわけ「大人用」のヘリウムガスを12歳の子に吸わせるべきではありません。ヘリウムガスは決して安全な気体ではありません。オーストラリアのガス供給会社BOCのコンサルタントによると、「今後声を変えるヘリウムガスは規制されていく」見通しだそうです。「ヘリウムガス」=「楽しい」という意識を変えていく必要がありそうです。

ヘリウムガスを吸った後遺症は?

考えたくない事ですが、ヘリウムガスにより後遺症が残る場合があります。脳がダメージを受けた場合、脳の機能の低下、記憶力の低下、最悪の場合、半身不随や寝たきりとなる可能性もあります。

特に子どもたちが冗談半分で、ヘリウムガスを吸うことは大変危険です。大人と違い吸う量が少なくても体に深刻なダメージを与える場合があるからです。

まとめ

ヘリウムガスの正しい知識を持ち、危険を未然で防げれば幸いです。そして今回事故に会った女の子が、一刻も早く回復し再び元気な笑顔を見せてくれることを願ってやみません。

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