サーフィンが2020年東京オリンピックのオリンピック種目に!?まさかの一次選考通過に驚きの声が上がっています。もし採用となれば、会場の場所はどこになるんでしょうか。噂されているスポットをまとめてみました。
東京オリンピック・サーフィン会場場所
東京オリンピックでサーフィンが正式種目として承認された場合、場所はどこになるのでしょうか?
まず最も可能性が高いのが、伊豆諸島・新島です。東京の竹芝桟橋からジェット船で2時間40分、航空機なら調布空港から40分と都心からそれほど遠くない島です。一部報道によると、
日本連盟の酒井厚志理事長「新島は、(13年)東京国体デモンストレーション競技で開催した実績があり、波も安定している」
参考:スポーツ報知
と発言したそうです。1990年には世界選手権を開いた実績もあり、波の質としては申し分なしでしょう。
メインポイントとして有名なのは島の東岸の羽伏浦海岸。ダンパー気味の波になる時もありますが、ワールドクラスの力強い波が打ち付ける好ポイントです。
心配はオリンピックの開催時期が、ベストシーズンである5~6月、9~11月ではないこと。7月末から8月頭に行われるオリンピックでは最高の波とはいかないかもしれませんが、競技を行うには十分の良い波を期待できるでしょう。
新島の問題点は、宿泊施設の不足です。元々そんなに大きいわけではない島で収容可能人数は1000人程。選手や関係者・観客などを考えると、キャパの小ささは否めません。今後の課題となるでしょう。新島周辺には八丈島や大島など波の良いスポットが多くあり、これらと競合することになるかもしれません。
次に可能性が高そうなのは、日本有数のサーフポイントとして知られる千葉の一宮・東京からのビジターには最もポピュラーな片貝です。都心からのアクセスも良く、一宮はサーフィンポイントが広く駐車場なども広くとられています。突堤があり、そこに観客席を置くこともできそうです。
サーフィン人口日本一の湘南はやや波にばらつきがあります。もちろんNSA公認の大会が開かれることもありますが、世界的なサーフスポットと比べるとやや見劣りするでしょうか。いい波なんですけどね。またオリンピックではセーリング競技とバッティングしそうで、調整が難しいかもしれません。
それともウェーブプール?
過去にシドニーオリンピックでもサーフィンが正式競技とならなかった理由として、波が必ずあるわけではないことが挙げられます。
自然が相手ですので、決まった日にベストの波が入ってくる確証はありません。むしろ裏切られることが多いですよね。。
そこで、ウェーブプールを新設しサーフィンを行うという案もあるようです。ウェーブプールは人工的に波を作り同じ条件でサーフィンを行うことが出来るというメリットもあります。
酒井理事長も「条件次第で可能性はある」と述べるなど、選択肢としては残されているようです。
が、個人的にはウェーブプールには反対です。
サーフィンはただ波に乗るだけではありません。風向き、うねりなどの気象条件や地形などを総合的に判断しなくてはなりません。また危険なところに身を置くエクストリームな側面もあります。
ひとつとして同じ波は無い中で、いかに波を乗りこなすか、自然と一体になれるかという魅力もあります。
波の力、潮風のにおいなどが気持ちいいんです!
ウェーブプールはそうしたサーフィンの醍醐味をすべて奪い去ってしまい、ただの波乗りスポーツとしてしまいかねないのです。
という勝手な希望ですが、オリンピックは是非自然の海で行ってほしいと思います。
参照:surfermag
オリンピックでサーフィンをする難しさ
波が無ければ競技自体が出来ないのがサーフィンの弱点です。
通常のコンテストではウェイティングピリオドと呼ばれる期間が設定され、その中でコンディションの良い数日が競技日として用いられます。
この場合、日程を確定できないというデメリットがあります。つまり入場券を事前に確定できないのです。そうなると入場料の見込みが難しくなります。
自然相手のスポーツでもこれだけコンディションに左右されるスポーツはなかなかないでしょう。オリンピックという舞台では最高の波を提供してあげたいですね。
決まればサーフィン人気アップは確実!
現在挙がっている8つの種目のうち2つだけが正式種目となります。
ほぼ当確とされているのは野球・ソフトです。
次に空手とボーリングが可能性が高いと見られサーフィンは4番手と見られています。ちょっと厳しいポジションですね。
ただし、追い風もあります。若い世代のスポーツ離れに危機感を持つIOCは追加競技に「メジャー度」よりも「若者」のエッセンスを求めているようです。理想とするのは冬季オリンピックのスノーボードです。
スノーボードも当初はスポーツと言うより若者の文化として考えられていましたが、オリンピックに採用した結果、人気はうなぎのぼり。冬季オリンピックに欠かせない競技となりました。若者からの支持が強かったようですね。
サーフィンも新たな時代の幕開けとして期待されています。そして若者からの指示は圧倒的。その意味でいえば、ボーリング・空手を抑えて残る1つの枠に滑り込みそうな気配がしてきます。
もし正式競技に決まればサーフィン人気はグッと高まるでしょうね。
障害は多そうですが、ここは思い切ってオリンピック種目にサーフィン!いかがでしょうか。来年8月末の決定を待ちたいと思います。
追記:五輪追加種目候補にサーフィンが入りました!!追加種目候補入りしたのは、野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツ(スケートボード)、スポーツクライミング、サーフィンです。
むむむ!!スケボー、クライミング、サーフィンが選ばれたことを考えると、IOCが若者人気を狙っていることが分かります。
サーフィンのオリンピック種目入りが現実味を帯びてきました!!