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「あさが来た」原作土佐堀川のあらすじ|広岡浅子の生涯を波瑠が演じる

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NHKテレビ小説朝ドラ「あさが来た」の原作情報です。小説土佐堀川 ―女性実業家・広岡浅子の生涯が原作ですが、どんなあらすじ・内容なのでしょうか。「あさが来た」を見る前に読んでおくとよい良作でした!

「あさが来た」原作は土佐堀川

2015年9月から始まるNHKテレビ小説朝ドラ「あさが来た」が話題となっています。

その原作は古川智映子の「小説土佐堀川 ―女性実業家・広岡浅子の生涯」だと発表されました。ドラマでは原作に着色しながら物語を進めていくようですが、原作を先に見ておくとさらに楽しめることでしょう。

土佐堀川(とさぼりがわ)が2015年上半期の人気書となるのは間違いなさそうです。

「土佐堀川」あらすじ・内容は?

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一言でいうと「明治のスーパーレディーの物語」です。

主人公である「広岡浅子」と言う人物の視点から明治日本を描いています。

彼女は、幕末の京都に生まれます。文学に秀でた才女でしたが、当時の「女に教育は必要ない」という慣習のため読書を禁じられていました。女性に参政権もなかった時代です。

そんな浅子は17歳の時に結婚します。お相手は大阪でも有数の商家の息子「広岡信五郎」。いわゆる「超ボンボン」に嫁いだのです。

信五郎は魅力的な人柄ながら、商才はあまりなく人に任せてばかり。浅子はそんな夫を見かねて独学で簿記や経理を学んでいきます。

ここからが醍醐味ですが、「一人の一生懸命な女の子」に対し社会は様々な反応を表します。「出る杭は打たれる」と言われますが「出る女性の杭はさらに打たれる」時代。当時女性が社会の表舞台にでることなど許されない風潮があったため、積極的に社会進出しようとする浅子に対し批判的な人が多く、浅子は人一倍苦労を経験します。

そんな浅子は35歳の時に炭鉱事業に参画し、開発を試みます。屈強な男たちと寝泊りを共にし、男社会の中で果敢に立ち向かい何事にも屈しない姿は女豪傑とも評されます。

そんな浅子に対し、明治維新の偉人たちを始め多くの人が手を差し伸べるようになります。浅子は様々な人との出会いに助けられ事業を拡大します。そして誰よりも夫の信五郎は妻の浅子をやさしく支え続けます。黒子として浅子に理解を示し、夫婦として愛し続けます。浅子の成功の陰には夫婦の物語があったのです。

常に全力、七転八起を超える九転十起のがんばりの浅子は、大坂の豪商加島屋を切り盛りし、命の重さに想いを馳せ大同生命を興すまでになります。

その後、女性教育に力を入れるようになり、日本女子大学校の設立に尽力します。これは現在の日本女子大です。当時女子大は日本になかったため、この設立は日本の女性教育における草分け的な役割を果たすのです。

いわば、「日本の女性企業家のパイオニア」、「明治のスーパーレディー」と言える広岡浅子の生涯が軸となり物語が展開されていくのです。

「あさが来た」あらすじ・内容は?

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「あさが来た」では「小説土佐堀川 ―女性実業家・広岡浅子の生涯」を原作ではなく原案としており、物語に着色されてフィクションとして放送されます。

主人公の広岡浅子は「白岡あさ」という名前で、波瑠が演じることが発表されました。

「あさが来た」では奇跡の夫婦の物語として、浅子個人ではなく夫婦にスポットライトを当て物語を作り上げていくようです。この辺りは演出家の腕の見せ所ですね。

あさは、活動的な女の子。裁縫や習い事が好きな姉のはつ(宮崎あおい)とは性格が好対照。

あさは大阪有数の両替屋の息子新次郎(玉木宏)との結婚が親同士の約束により決められていましたが、「お嫁になんかいかへん」と猛反発。しかしひょんなことから新次郎のひょうひょうとした魅力に引き込まれ恋に落ちます。

しかし、あさが嫁いだ両替屋は火の車。しかも夫の新次郎はボンボンで「金儲けは性にあわへん」と遊んでばかり。いよいよ倒産かと言う時に、新次郎は「これからは炭鉱の時代らしいで」と炭鉱事業を提案します。

これがあさに火を付けます。単身、九州の炭鉱に乗り込むあさですが、待ち受けていたのは炭鉱の男たち。そこには男社会で懸命に奮闘するあさの姿がありました。

一方、姉のはつが嫁いだのも両替屋。しかし明治維新の荒波にのまれあえなく倒産。

一文無しで逃げ出した姉のはつとやっとの思いで再会したあさは、姉夫婦を金銭的に援助することを申し出ます。しかしはつはそれを断り、自分たちで再建する道を選びます。

その後、出る杭として奮闘するあさですが、社会の風当たりは強く苦労の連続です。そんな時にあさが始めたのは銀行経営。「新しい事業を始める人を支える」との思いから、社会に貢献し続けます。

そんなはつが人生の最後に行ったのは、女子大学の設立でした。「女性の教育が社会の発展につながる」との信念から日本に前例のない女性教育に取り組みます。

かなり期待できる原作・キャスト

広岡浅子という人物像になかなか合う女優が出てきませんでしたが、世間的には全くのホワイトなイメージの波瑠が選ばれたことで、彼女の良さと広岡浅子(白岡あさ)がどのようにリンクしていくのか非常に楽しみです。

また、姉役として宮崎あおいさん、夫役に玉木宏さんと実力派がわきを固めます。かなり期待できるキャスティングとなりました。

遊び人でボンボン役の玉木宏さんがどんな演技を見せるのか楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。

原作の「小説土佐堀川 ―女性実業家・広岡浅子の生涯」に色付けされた物語となりそうですが、女性の社会進出という枠組みに収まらず、夫婦の愛や家族との絆も描かれることになりそうです。元気の出る朝ドラとなりそうですね。

「あさが来た」は2015年9月28日開始予定です。

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