新型コロナウイルスが世界中で蔓延し猛威をふるっている中、毎日のように衝撃的なニュースが飛び込んできています。
そんな中、ついに香港で新型コロナウイルスによる初の死者が出てしまいました。(中国以外では2例目)死亡した患者が39歳の男性という若さも衝撃的なニュースでした。糖尿病を患っていたということで、やはり持病のある人が亡くなってしまわれたようです。
さらに衝撃的なニュースとして、香港の医師らがストライキするという事態にまで発展しています。
香港の医師らがストライキ
中国本土を中心に新型コロナウイルスによる感染が広がっている問題で、香港の公立病院の職員でつくる労働組合などは2日、3日から5日連続でストライキを実施すると発表した。
引用元:朝日新聞デジタル
香港で新型コロナウイルスが蔓延し、ついに死者まで出したこの緊急非常事態に医師がストライキをするというこれまたとんでもない衝撃ニュースが巷をかけ巡っています。
現在では香港の医師や看護婦、医療従事者などのストライキの輪が広まりつつありとても大変な状況です。
日本も対岸の火事ではありませんよね。
【看護師ら約2400人がスト】
香港の看護師ら医療関係者約2400人が中国本土との境界の完全封鎖などを求めてストライキに突入しました。新型コロナウイルスの感染に歯止めがかからない中でのスト決行は極めて異例です。https://t.co/HbFC7tsKY8#新型肺炎— 産経ニュース (@Sankei_news) February 3, 2020
【香港で感染者死亡 医師らスト】https://t.co/moykGYZcIy
香港の衛生当局は4日、新型コロナウイルスの感染が確認されていた香港在住の39歳の男性が死亡したと明らかにした。香港政府への市民の不満は高まっており、前日から続く医師らのストライキも拡大している。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 4, 2020
もし、自分の通う透析クリニックで、医療労働者がストライキを行うなら、全力で支援する。
たとえ、オーバーナイト透析から離脱しても、スト破りに入った日勤帯の労働者を患者が組織化すればいい。誰かが犠牲にならなければならない労働に目をつぶるのは、資本と同じ。https://t.co/zkuzMo1YzU
— NYAZEN (@nyazen0) February 4, 2020
香港各地で医療従事者によるストライキが広まりつつあるようです。
医療機関がストップしてしまえば、新型コロナウイルスの進行がすすんだり、多くの患者が重症化したり死亡するケースも増えるわけで、何故こんな時期にストライキをするのかと思われるかもしれません。
https://twitter.com/neko_neko628614/status/1224475533150322689
香港と言えば2019年に中国との犯罪人引き渡し条例を理由に香港政府との衝突があって、デモが頻発していたことは記憶に新しいと思います。
やはり香港の政情不安が今回の新型コロナウイルスにも関係しているのでしょうか?
香港の医師らがストライキする理由は何!
香港の医師らがストライキをしている理由はなんなのでしょうか?
中国本土との境界を全面封鎖し、人の往来を遮断するよう要求している。
一方、医療当局は危機管理センターを設置し、院内の混乱に備えている。
この労組は、香港の約40の公立病院などで働く医師や看護師らで構成。
院内での二次感染を懸念し、公立病院の全職員の約1割にあたる約9千人がストに参加すると署名したという。
引用元:朝日新聞デジタル
どうやら医療的な観点からストライキを起しているようですね。
新型コロナウイルスという未知との遭遇によって、先の見えない戦いを強いられ、自分たちも感染しかねない状況で医療的な観点からの要求がのまれない事が原因のようです。
中国武漢で起こっている現状を考えると、本当に新型コロナウイルスの医療現場の最前線はもはや戦場であり阿鼻叫喚の様相を呈しています。
日に日に患者が増え続け、患者が殺到して病院がパンクし、医療関係者は寝ることを許されない状況です。
医療従事者の最後の叫び。
普通病室からの看護師への感染疑い。
普通病室からの発症例。
地元で人から人への感染例。病院・社区内の拡散している可能性も十分ある。
犠牲になるのは多くの医療従事者、患者、そして香港人。本当は医療従事者だけじゃなく、香港人全員ストライキすべき。 pic.twitter.com/o1gke6jUk4
— hklemontea (@hklemontea) February 4, 2020
公立病院の医療者労働組合が3123票でストライキ行動を通過。
「根源から減らせないと、防疫の装備や人員は永遠に足りない。まずは根源を止めてから、資源と人員を配置を検討するのが一番の防疫法。香港の未来のため、香港がまだ未来あるように、ストライキするしかない」思わず一緒に泣いた。 pic.twitter.com/mbDeoAdlBZ— hklemontea (@hklemontea) February 1, 2020
労組は2日、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官との直接対話を求めたが、林鄭氏は拒否した。
そのため3日に最初のストを実施し、緊急性の低い医療サービスを停止する予定。
当局が要求を受け入れなければ、4日以降、ストの対象を緊急性の高い医療サービスにも拡大し、政府への圧力を高めるとしている。海外では、米国が最近、中国に滞在した外国人の入国を拒否するなど人の往来に対する規制が強まるなか、
香港政府は「中国人への偏見を助長しかねない」(林鄭氏)と主張。全面封鎖は困難だとして、労組側の要求を拒否する姿勢を崩していない。
引用元:朝日新聞デジタル
現在香港は市民と政府が対立状態にあるため、なかなか冷静な判断が下しにくいようです。
政治的には中国を全面封鎖することはなかなかできず、板挟みで苦しい立場なのかも知れません。
恐らく、医療関係者の要求を香港政府が呑むことはできないでしょうから、今後さらに事態が悪化するかも知れません。
香港医療従事者からの要求も受け入れず、中国との出入境を封鎖しない香港政府への抗議でストを実施するかどうか、医療従事者労働組合で投票。開票は生中継され、圧倒的多数の賛成となりました。即時ストライキ行動に入り、明日、政府側と最後の話し合いを行い、決裂したら2月3日からスト決行となります pic.twitter.com/EuivHuvgr7
— Rie(りえ)☂ (@japanavi) February 1, 2020
そうなると香港での新型コロナウイルスは手を付けられなくなり、香港との親交が深い日本にも大きな影響が及ぶでしょう。
香港の医師がストライキを起している状況を注視する必要があります。
香港の医師らがストライキする理由は何!これからどうなる?|まとめ
新型コロナウイルスが蔓延し、香港でも死者が出てしまいました。
この最悪の状況で香港の医師たちがストライキを起すというニュースに衝撃が走りました。
香港の医師のストライキには様々な理由がありますが、大きくは医療従事者と政府の間で、医療的な観点と政治的な観点で思惑が一致しない点にあるようです。
なかなか複雑な問題であるため、簡単には解決されないかも知れません。