ルイ・ブライユってどんな人?ルイ・ブライユの一生とは?もっと詳しくルイ・ブライユについて調べてみましょう!フランスで世界ではじめて点字を作った人です。顔写真もありますよ!これで君もルイ・ブライユ博士だ!
ルイ・ブライユってどんな人?
では、ルイ・ブライユについて一緒に調べてみましょう。
ルイ・ブライユってどんな人だったんでしょうか。
名前 | ルイ・ブライユ |
性別 | 男 |
生まれた年 | 1809年1月4日 |
生まれた場所 | フランス・クーブレ村 |
どんな人? | 世界で初めて点字を作った人 |
今から200年くらい前に生きていた人です。どんな一生だったのでしょうか。
ルイ・ブライユの一生は?
ルイ・ブライユはどんな一生を過ごしたのでしょうか。見てみましょう。
1809年ルイ・ブライユ誕生
フランスのパリの近くにある、クーブレ村で元気な男の子が生まれました。きれいな目をした男の子は「ルイ・ブライユ」と名付けられます。
3歳の時に左目を失明
ルイ・ブライユのお父さんは職人さんでした。家の1階で馬の道具やクツを作っていました。まだ小さかったルイ・ブライユはお父さんの仕事場で遊ぶのが大好きです。
そんなある日、仕事場で遊んでいたルイ・ブライユ少年に恐ろしい事故が!遊んでいる途中に、なんとお父さんのナイフで自分の目を突き刺してしまったのです!ルイ・ブライユ少年は大けがをしてしまいます。そして残念なことに左目が見えなくなってしまったのです。
さらに悪いことに、もう一方の目も病気ですぐに見えなくなってしまいました。
こうしてルイ・ブライユ少年は光のない人生を過ごすことになったのです。
12歳の時に点字を勉強する
ルイ・ブライユはとても頭のいい子でした。目は見えませんが、学校で聞いたことをほとんど覚えていたのです。学年で一番になったこともあります。
でも目が不自由な子が勉強するのは大変でした。それで10歳の時にもう学校に入ります。もう学校では12点の点字を勉強しました。
ところが学校で教えられていた点字は、とても分かりにくく、目の見えない人が学んだり書いたりすることは大変でした。
ルイ・ブライユ少年は「とてもふべんだ」と考えるようになりました。
14歳で点字を発明!
そこでルイ・ブライユ少年は、新しい点字を作り始めます。ルイ・ブライユが考えたのは6点式の点字です。
この6点式の点字は今までにないものでした。
今までの点字よりも簡単でした。また指でさわって分かるので目が見えない人でも読むことが出来ます。大きさもちょうどよく色んな人が読むことが出来ました。
ルイ・ブライユはこの新しい点字を作るためにいっしょうけんめいでした。
そしてついにたて3点、よこ2点の6点式の点字の発明に成功します。ルイ・ブライユが14歳の時でした。
ルイ・ブライユの点字はだんだんと受け入れられる
ルイ・ブライユの作った点字はすばらしかったのですが、多くの人はそうは考えませんでした。
6点式の点字はなかなか認めてもらえなかったのです。
それでルイ・ブライユは学校の先生となって、自分の作った点字を説明する本を書きます。
それでもこの発明が広く受け入れられるのには時間がかかりました。
43歳の時に病気で亡くなる
ブライユは1852年に肺けっかくのため亡くなります。
ルイ・ブライユの死から2年後、フランス政府はルイ・ブライユの点字を認めます。
その後、彼の作った点字は世界中へと広まっていきます。日本語の点字もルイ・ブライユが作った点字をもとに作られています。
今、目の不自由な多くの人が点字を使えるのは、200年ほど前にルイ・ブライユ少年がいっしょうけんめい点字を発明したからなのです。
点字って何?
現在使われている点字は、6つのでこぼこした点からなっています。
例えば左の上に点があれば「あ」、左上とその下に点があれば「い」というぐあいです。
これを片手か両手の人差し指で読んでいきます。
日本語の点字には漢字がありません。ひらがなかカタカナです。
また話をするときの発音どおりに書きます。
たとえば、「私は学校へ行きます。」と書くときには、「は」と「へ」を「わ」「え」と書きます。
「わたしわ がっこーえ いきます」となります。おもしろいですね。
点字を探してみよう!
身のまわりに点字があるかどうか探してみましょう。
たとえば、せんたくきのスイッチを見てみると点字が書かれているかもしれません。
またエレベーターや階だんの手すりにも点字が使われていることがあります。
最近ではポケモンのゲームの中にも点字が使われています。
他にも、とうふ・ジャム・しょうゆなどの入れものに点字が書かれていることもありますよ。
目の不自由な人が楽しく生活できるようにいろんな工夫がされているんですね!
引用:ウィキペディア