色には様々な力があり、知らず知らずのうちに人は色から影響を受けています。
という事は、逆に自分から意識して色を使い分ける事で色からパワーをもらう事も可能です。
今回はそんな効果的な色活用法の中で青色をご紹介しましょう。
青色の効果や心理的影響、上手な活用法をご紹介します。
青色の効果
・落ち着かせる(興奮を鎮める)
・クール・爽やか・知的なイメージを与える
・涼しく感じる
・冷静沈着
・集中力を高める
・知的活動に向く
・食欲を減らす
全体的に気持ちを落ち着かせたり、冷静にさせるのに効果を発揮する色であることが分かります。
また勉学やデスクワークにも最適な色で、集中力や知性を高めるカラーとなります。
青色を好む人の性格は落ち着いていて、知的ですが、優柔不断なところもあるようですね。
青色を効果的に使えるシーン
・爽やかさやクール感を出したい時
・涼しく過ごしたい時
・勉強する時
・興奮を鎮めたい時
青色は特に体感温度や血圧を下げる効果がありますので、クールダウンさせる時には欠かせない色です。
青色で連想するもの
LED発光ダイオード、クールビズ、藍染、デニム、海、空、ドラえもん
青色で連想されるものは爽やかで知的なものが多いですね。
また青色は神秘的なものとも関連付けられ、不思議な力を持つ色でもあります。
青色が人に与える印象
良い面
爽やか、クール、知的、信頼、誠実
悪い面
冷たい、孤立、卑屈、無気力、プライドが高い
青色の上手な活用法
青色を仕事や勉強に取り入れると集中力が上がる
青色は気分を鎮め、興奮状態を冷ますので集中したい時におススメです。
ヤクルトのスーパースター古田元捕手と言えば黄金期を築いた名キャッチャーですが、実は古田捕手もこの青色を活用されたそうです。
自分の使っているミットの色を青色に変えたところ、ピッチャーの集中力が増しコントロールが良くなったため試合で好成績をあげるようになりました。
青色などの寒色系は光の波長が短く、自律神経系への刺激が少なくなるため体感温度が下がります。
イギリスで犯罪の多い道路の街灯を青色に変えたところ犯罪件数がかなり減った!という例もあるほど、青色には人の気分を落ち着かせる効果があります。
そんな青色は是非とも勉強や、デスクワークに取り入れましょう。
東大生の中には、ボールペンで書く時にブラックではなくブルーのボールペンを使っている人もいます。
ブルーを見る機会を増やすことによって感情を安定させて集中しやすくする訳です。
またブルーのような寒色系の色は実際の時間よりも短く感じる効果があります。
仕事や勉強など、苦痛に感じやすい場面では青色を使う事によって時間を短く感じさせ、その結果集中力が上がったり維持する事が出来ます。
また青色は知性や分析力、思考力を向上させます。
青色をインテリアに取り入れると涼しくなる
カーテンなどの面積の広い物は、何色を使うかで影響力がかなり変わってきます。
寒色系と暖色系とでは心理的温度差は3℃も違ってきます。
夏場の布団カバーやカーテン、クールビズなどの商品に青色系統が多いのもこのためです。
私達が目で見て感じる影響ももちろんありますが、実際にも寒色系は人間の身体を冷やす作用が働きますので、夏場には積極的に青色を取り入れると良いでしょう。
ロンドンのある工場の食堂ではこんな面白い結果があります。
室内の色が青色だった頃は24度設定でも社員は皆「寒い、寒い」と訴えていました。
ところが壁の色をオレンジに変えたところ21度でみんなが満足する温度になりました。
このように体感温度というのはとても影響力があり、上手く色を用いるだけで光熱費もかなり変わってくるでしょう。
青色は食欲を抑える
青い食べ物ってほとんど見る事がないですよね。
それは青色が食欲を抑制するからです。
これは説明するまでもないですよね。
青いメガネやフィルムを通すと美味しそうな料理が途端に不味そうに映るものです。
逆にオレンジや赤や黄色は食欲を増幅させるので、ダイエットをしているなら青色を取り入れると良いでしょう。
●まとめ●
青ってなんか神秘的な色ですよね!
LEDも青色が発明されたおかげで光の3原色が揃ったわけですし。
他の色が完成している中で青色だけが中々開発されなかったですもんね。
海とか空とか、青色には本当に不思議な力があると思います。
青色を活用することによって冷静に分析したり集中して熟考できますし、興奮を冷ます事も出来るのでスポーツや勉強や仕事に積極的に取り入れましょう。
またファッションの分野ではクール感や、知的、信頼感などをアピールできますので是非活用してください。